【失敗談】財布を落とした!

経験

二日酔いの中で、捜索する過酷さ

大事件です。大概気づくのは、飲み会から帰った翌日、二日酔いで気分の悪い中です。財布がないような気がして、胸騒ぎがして、二日酔いの中でも確かめるために、起き出しごそごそ探し始めます。さらに気分の悪くなる現実と向き合うことになり、焦り出します。盗まれたのか?取られたのか?置き忘れか?落としたのか?

ん?あれ?財布がない!

気分が悪くできればまた眠りたい思考の中で、昨晩の行動を思い返します。忘れたとしたらどこだろう、財布を出したのはどの場面だっただろう?、怪しい人物はいなかっただろうか、同席していたみなさんは何か気になることはなかっただろうか、そもそもどうやって自宅まで帰ってきたのだっけ?

財布がないことの現実はやがて家族のものも知ることになります。さらに気分が悪くなる言葉を浴びせかけられます。カード会社に、電話して止めないといけない(再発行するのかぁ、また手続きが面倒だなぁ。)、免許証も入っていたから車の運転ができない(届出も再発行もまた面倒だなぁ。でも悪用されたりしたら困るなぁ。)お金はいくら入っていたっけ?

そして、昨晩のルートを再び辿ることになります。店々を訪ね歩き、または電話し、財布の忘れ物がなかったか?を訪ね、歩いた(であろう)足跡をたどり落ちていないか注意深く見ながら歩きます。

「こんなことなら飲まなきゃよかった。」

この経験は、僕の脳に刻み込まれ、後々現在のお酒をやめる大きな大きな経験となるのでした。お酒での失敗。各種手続きの煩雑さと、時間の無駄と、気分の悪さと家族ないの険悪なムード。いいことは、一つもありません。大抵こんなことになる飲み会では、何か他人に対して暴言を吐いたような気もして、月曜日の出勤が億劫だったりします。

財布を落としたことは、3回ほどあります。鍵を落としてしまったこともあります。それらは、お酒が入る場面で起こるのでした。お酒による失敗です。それでもお酒は飲みましたが、失敗は

日本の素晴らしさ

結果から言うと、財布は手元に戻ってきました。店々を訪ね歩き、近くの交番に訪ねたときに届いていたのです。現金が少ないような気がしましたが、カード類はありました。カードを止めた後ではありましたが、無事に手元に戻ってきたことに感謝しました。それも3回ともすべてです。大変ありがたいことです。「お礼などはいりません。困ったときは、お互い様です。電話などでの一報も結構です。」と言う方もいらっしゃいました。1度は、お電話をさせていただいて、謝意を伝えました。

きっと財布を落とした僕のような人物の行く末を案じ、警察に届けてくれたのでしょう。交番に届けるのさえ面倒くさければその辺にうっちゃっておけば良いのに、そうせずに落とした人間を思いやり、届けてくれる日本の方々。なんてありがたい。いつか僕も財布を拾ったときには、きちんと交番に届けよう、そう誓うのでした。

こういう善意が広がり、優しい国を作ってきたのだろうなと思いました。

読んでいただきありがとうございます。良い1日になりますように。

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