映画って素晴らしい

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映画を見ました

僕にとって心に残る素晴らしい映画は、どれも一つの世界観が確立されています。それは、実写であれ、アニメにであれ、フィクションであれ、ノンフィクションであれ、ドキュメンタリーであれ、同様です。

人は皆生きることに悩み、苦しみや悲しみ、そして喜びを知り、それぞれの置かれた環境で生の現実を理解します。各々が生きることの意味や現実理解の仮説を立て、価値観が作られます。作家は、価値観が伝わるような世界観を創作していくのでしょう。フィクションであっても実写映画であっても、生きることの意味を浮かび上がらせます。その世界観の底流にある人間性の現実が物語に触れた者の心に響くのです。

ただただ妄想に耽る癖があります。とりとめもなく、頭の中を駆け巡ります。

人間は、どのように生きるべきなのか。人間にとって生きる意味とは何だろう。人間は、どのような社会を作るべきなのか。社会はどうあればいいのだろうか。職場での人間関係は。家族とは。正義とは何だろう。倫理とは何だろう。人権とは何だろう。正義や倫理、人権が共有されていれば、この世界は、良い世の中になっているはずではないか。平等であることは、実現できるのだろうか。良い人間に育てるには教育はどうあればいいのだろう。そもそも良い教育とはどんな教育か。良い人格とはどういう人格を指すのか。教育はどうあるべきだろう。国のかたちはどうあるべきだろう。世界で共有することなどできるのだろうか。

自分の生をどう生きれば良いか、今の世の中をどうすれば良い世の中になるか、良い社会を築き次の世代に引き継ぐことができるのだろうかと思いを巡らせます。

しかしそれは、人間の勝手な論理に過ぎないのではないか。地球にとってはただの生物。僕たちが生きる前提となっているこの地球にとって人間は、どういう存在なのだろう。地球の生態系の頂点に君臨し、人間の都合で地球のかたちを変える。ゴミを垂れ流し、海を山を汚し、空気も水もあらゆる環境を汚染する。人間は、この地球にとって負の存在でしかないのではないのではないだろうか?

人間こそが地球を蝕む寄生獣ではないか

アマゾンプライムで、「寄生獣」を見ました。とても好きな映画で、これまで何度となく見ています。CGが発達した現代だからこそ実写化できた素晴らしい作品だと思います。この作品は、前述のような妄想を抱いていた僕に響くものがあります。
「人間こそが地球を蝕む寄生獣ではないか。」映画の後半のある登場人物の言葉です。現実をガツンと突きつける、心に響く言葉です。

人間は、それでも生きていきたいんだよ

この映画(原作の漫画も含めて)は、寄生生物を通して、思いやりや愛の尊さについても見事に描いています。この映画を見て、生きることについて、それまでとは違う角度から考えられるようになりました。

「寄生獣」の世界観を描き出す原作者や映画監督、俳優さん、スタッフの皆さんが素晴らしいなぁと心から思います。漫画も映画も大ヒットしたそうです。世界観が素晴らしいです。同じような思いを持ち、それを形にして表現している方々がいることに感謝です。

読んでいただきありがとうございます。良い1日になりますように。

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