ランニング日記 8月23日(土)
時間 5:20〜6:50 コース:90分コース ランニング後体重・体脂肪:77.9kg・22.9%
なぜだろう、平日の食欲が増し増しでした。あまり得意ではない調理をしてまで、食べたくなるほど、食欲が勝った週でした。暑くて、炭酸水やらコーヒーやら水分も多く摂取しました。当然、体重も増加していました。
疲労が蓄積し、体が栄養を欲していたのでしょうか。食べて間もなく寝た日もありました。お腹の周りがたるんでいるような気がします。今朝の寝起きもあまり良くなかったのですが、なまった体をなんとかしようと、走り出すことができました。
カラスは…、賢い
走ったコースは、とてものどかな田園の広がるコースです。早朝から農家の方々があぜ道の草刈りをしていたり、農薬を散布していたりする姿をちらほらと目にします。電線には、カラスの集団がずらっと並んでいます。「そういえば、カラスは鳴き声で意思疎通をしているって聞いたことがある。テレビ番組でもやっていたような気がする。確かに鳴き声をよく聞くと、話し声のトーンや抑揚のようなものを感じる。」カラスがよくいる電線の下には、カラスのフンが乾いて白く道路にこびりついています。大学生くらいの頃だったと思いますが、自転車を漕いでいて、鳥にフンを落とされたことがありました。洋服をかすり、太ももに落ちました。その頃は、鳥インフルエンザや鳥の死骸からの感染等に注意喚起がされていて闇雲に触らないことなどが巷でよく話されていました。「うっ、やばいやばい!」と思い、自転車を降り、手で直に触らないように近くの雑草か何かで、取り払ったように覚えています。家に帰って、服を水洗いし、自らも手を消毒し、シャワーを浴びました。
僕が走っているコースは、何箇所かカラスの大群が電線に並んでいるその真下をくぐらなければなりません。「あそこを通って走らなきゃならんのかぁ。」という思いとともに、鳥のフンの思い出が蘇ってきたのでした。
カラスには、様々な謂れがあります。「賢い鳥だ。」「カラスが留まる家では不幸が起こる。」など…。青森のねぶた祭りでは、カラスと言われる集団もいるそうです。大人気の「鬼滅の刃」では、カラスは人の言葉を理解し話すことができ、伝令という重要な使命を与えられています。「賢い」というイメージが古来から広くありそうです。
カラスの近くに行き、その大群をよく見てみると、綺麗に電線に留まっている大群から離れて一羽のカラスがいました。まるで、見張り役のようです。よく周りを見ているようにも感じます。もちろん走って近づく僕も監視されていることでしょう。彼らの間合いに入った時、その見張り役のカラスが鳴きました。すると一斉に飛び立ったのです。僕は殺気などは込めず出来るだけ無になって走っていました。上空を飛び回るカラスも少なくなかったので、カラスが僕の頭上にいるところは、少しペースを上げて、走り抜けました。
幸い何事もなく走り抜けることができました。
僕なりにカラスの鳴き声の抑揚とトーンから、解釈し翻訳すると「この人間は、危害は加えそうにないけれど、皆さん一応一旦その場を離れてください。」という穏やかな注意メッセージだったように思います。
また走っていると、今度は道路で何か餌になるものを見つけたのか、くちばしでつついているカラスがいました。僕が淡々と走って近づくと(もちろん殺気など込めず、敵意などない無の状態で…)、初めは低空飛行で、十メートルほど先へ離れました。また僕が彼の間合いに近づくと、また低空飛行で十メートルほど距離をとりました。距離をとって離れるといっても、道路上なのでまた僕が近づきます。3回目は僕の殺気や闘気、悪意がないのを感じ取ったのか、ちょんちょんと数歩僕から離れてこちらを見ていました。何かしてきたらすぐに逃げられる体制です。
カラスは賢い…、そう思います。明日も、同じコースでもう少しカラスの実態を観察してみようと思いました。これもまた、朝ランニングの楽しさの1つです。
お読みいただきありがとうございます。良い1日になりますように。