カメムシとの共存 〜室温と湿度から考える〜

学ぶ

歳を重ねるにつれ、寒さがこたえるようになりました。5月になりましたが、まだ朝晩は、ストーブを焚いています。関東では、夏日になりそうだという声も聞こえてきますが、僕の部屋は朝晩冷えるので、反射式のストーブに鍋2つとやかんを置いて、暖かくしています。室温が上がると、部屋の中にカメムシが大量発生するようで、一度に3匹が羽音を立てて自己主張をし、飛び回るのがこの頃の当たり前の日常です。僕のトング使いの技術も熟練に達し、一度に2匹を捕まえて、外へリリースすることができるようになりました。もう1匹を捕まえようと蛍光灯の方へ向き直すまでの視線の先の別の場所にも2匹ほどカメムシを見かけパッパッと掴み、外に放るなんていうこともあります。残す1匹も外へと放り安心して座る。しばらくするとまた飛び回る。捕まえるのに失敗すると、彼らは匂いを放出する。

カメムシとの生活

共存とはいうけれど、お互いにレスペクトしあうような関係にはまだ至ってはいません。これからもそこまでの関係には達しないように思います。

共存と相手を知るということ

ただ、カメムシを観察するように努めています。あまりにも日常的に当たり前に部屋中に発生し、無警戒に僕の近くにとまるのです。着替えをしようとしたら、着替えの折り重なった中にいました。この間は、驚いたことにストーブで沸かした鍋の中に2匹入っていました。鍋には蓋をして熱しています。どこをどのように入ったのやら…。このように、近くで目にすることが多くなったのです。

よく見てみると、様々な個体がいる

当たり前ですが、カメムシにも様々な個体がいることがわかりました。

  • 体の大きさに個体差がある。
  • 羽の部分は、個体により緑とこげ茶色を主として、様々な色がある。
  • 部屋にストーブを焚かない日は、活性が低い。飛び回らない。
  • 風呂の蓋の内側にも意外といる。
  • 水やお湯の中に浸かってしまうのは、ストレスのようである。(匂いを発する)
  • 手足触覚の動かし方がユーモアがある。

ある程度の室温と湿度が、彼らの好環境

まとめながら気づいたのは、室温はもちろん、湿度の高い場所も好むようだということです。風呂の中は、居間に続いてカメムシ出現率第2位です。風呂掃除をすると、風呂の蓋の裏、風呂のふち、窓枠、角など様々なところにカメムシを、またカメムシの死骸を見つけることがあります。

現在お世話になっている住宅に住み始めたころ、畳屋さんに「この住宅は湿度が高いので、空気の入れ替えは必要ですよ。湿気で、服や畳が傷んだりカビたりするかもしれませんよ。」と言われました。実際、服にカビがついてしまったことがありました。湿度は、通常よりも高い環境のようです。その上に、ストーブと鍋とやかんで加湿をしておりました。カメムシが好む環境を図らずもつくりだしていたのかもしれません。

カメムシの活性が高くなる室温は、何度なのだろう?湿度は何%なのだろう?ほんの少し意識しながら生活してみようと思います。

読んでいただきありがとうございます。良い1日になりますように。

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