5月の上旬、居住空間のいたる所でカメムシが出現し、一度に3〜4匹が蛍光灯の周りを飛び回る日々が続きました。どうやらカメムシは、暖かいところと湿度の高いところが好きそうだ、ということまではつかめました。ただでさえ、この宿舎は湿度が高いのです。これからもっと気温は上がります。これからどうなっていくのだろう?有効な対策を取れているわけではなく、共に生きていくことを考えなきゃなぁという思いで、仲良く生きるために観察をするように心がけました。
突然、いなくなった
ここ数日、ぱたっとカメムシの姿が見えなくなりました。居間で蛍光灯の周りを飛び回るカメムシもいなくなりました。見かけるのは、カメムシの死骸です。何があったのだろう。
室温?湿度?それとも…
思い当たることは、いくつかあります。
ストーブを焚かなくなったこと。
5月に入ってしばらく経っています。さすがにストーブを焚くまでではありません。朝晩に冷える日は、フリースなどを重ね着すればなんとか乗り越えられます。
室温は、ストーブを焚いていた頃よりは、低くなっているかと思います。朝晩は、特に低いと思います。
ストーブに鍋をのせて湯を沸かすことがなくなったこと。
ストーブを使わなくなったので、僕のSDG’sライフも変わりました。湯を沸かしません。そのため、湿度もストーブを焚いていた頃よりも低いはずです。湿度を要因の一つとしてあげたのは、居間でカメムシを見なくなって以降も、お風呂では見かけていたからです。お風呂の蓋をあけると縁に3匹が固まっていることがありました。まるで、寒い寒いと体を寄せ合っているように3匹が固まっていたので、思わず「うわっ!」と声を出してしまいました。シャワーを浴びていると床のタイルを流れてくるカメムシを見たこともありました。低い湿度も大きな要因としてあげられそうです。
気温が低くなったこと。
初夏なので、暖かくなってくるはずですが、今年はまだ肌寒い日が続きます。特に僕が住んでいる地域は、朝晩がまだ寒いです。ストーブを焚くのはやめましたが、また引っ張り出してストーブを点けようかなと思うほどです。そんな寒さなので、なかなか布団から出ることも億劫になる日々です。室温も上がらないので、カメムシはいなくなってしまったのではないか。暖かい場所に潜んでいるのではないか。
カメムシ共同体での連携
5月上旬のカメムシの出現率には、驚きを通り越して、諦観というのでしょうか、あきらめもありました。これだけのカメムシ好環境ポテンシャルを持っている宿舎です。僕の目の前に現れるのは、ほんの一部のカメムシでしょう。そして僕は、極力殺しません。無益な殺生は好まないのです。(風呂場では排水溝に流してしまいますが)原則、トングでつまんでリリースをします。外に、ペッとリリースすると、そのまま飛び立つツワモノもたまにいます。僕につまみ出され、リリースされたカメムシの数も相当数に上るはず。カメムシ共同体の中で、もしかしたら「あの部屋に行くと、つまみ出されるぞ。お風呂とか別の部屋で我慢しておこうぜ。」みたいなやりとりが秘密裏に行われていたなら…、楽しいなぁ。
新緑が美しく、生命力と活力が満ち満ちてくる季節です。今は、おとなしくしているけれど、暖かくなり、また梅雨の季節に入ると、またカメムシの活性が高くなるかもしれません。その日を楽しみにはしませんが、そういう日も来るかもなぁと心構えはしておこうと思います。
読んでいただきありがとうございます。良い1日になりますように。