サンデー フライフィッシャー
フライフィッシング日記 〜フライタイイングで妄想する〜
パラシュートを巻こう
9月も末になりました。僕の住む地域では、9月いっぱいまでが雑魚の釣りシーズンです。10月から禁漁期間となります。あっという間でした(釣りは一度もしてないけれど…)。来年は、フライフィッシングができるかなぁ。釣りをしたいなぁ。沢の流れを見るたびに、そう思います。
渓流の2種類の楽しみ方
渓流は、絵画の題材としても取り上げる作家さんも多いです。美術の心得が全くありませんが、渓流をモチーフにした絵画を目にしたことは何度かあります。
釣り人(特に渓流釣りをする人)の渓流の見方は、皆同じじゃないかなぁと思います。友人も同じようなことを話していました。
渓相の美しさに浸る。
自然の織り成す美しさってこれだよなぁって思います。朝靄の中から、朝日とともに現れる渓流には、筆舌しがたい美しさがあります。東北には奥入瀬渓流や猊鼻渓などの名所が有名ですが、それ以外にもいたるところに美しい渓相があります。時折目にする旅番組で、日本各地の渓流を目にすることがあります。美しい渓流があるなぁ、魚もいそうだ、行ってみたいなぁ、できることなら竿を振ってみたいなぁと思いを馳せ、妄想を膨らませてしまいます。
渓流の外側から眺めるのもいいのですが、渓流に入ってそこから眺めるのも格別です。上流(または下流)を眺めると、水の流れや冷たさ、風の匂いなど体全体で渓流の美しさに浸ることができます。
フライを流し方をイメージし、魚がいる場所をスキャンする様に見る。
フライフィッシャー仲間は、みんなこの見方をしていました。「あの岩の背にイワナがいそうだなぁ。フライをあそこに落として、ドラグがかからない様にして…。」「あっ、ライズした。あそこにサイズの良いヤマメがいる!警戒心の強いヤマメに気づかれない様に、フライをキャスティングするには…、あの岩にラインを乗せる様にすればドラグかかからないから…、フライを流して…、あの辺りでフライをピックアップして…。」なんていう妄想を、釣り人はするのでしょう。
パラシュートを巻いてみた
渓流に入り竿を振る姿を妄想して、パラシュートを巻いてみました。
久しぶりだったことと、視力が弱くメガネを手元に置いていなかったことで、雑になってしまったところはありましたが、手順は意外に覚えていました。道具類で困ることもなかったので、一通りフライを巻くことは今後もできそうです。
水中から見たときのボディの厚みを魅惑的なマテリアルを使って表現できるようにするのを次回の課題とします。
お読みいただいたことに感謝します。良い1日になりますように。


