僕のSDG’s 僕もSDG’s
現在僕は、単身赴任中で宿舎に住んでいます。単身赴任とはいえ、自宅から自動車で2時間くらいの地域なので、頻繁に帰ることはできます。生来の寂しがり屋なので週末に帰ることが多いです。単身赴任手当は、わずかで、住宅費や光熱費、ガソリン代などを差し引くと、生活費もなかなかままならない状態です。
辛坊治郎さんの太平洋横断のお話に刺激をもらって…
単身赴任先にはテレビは置いていません。静かすぎる日常がそこにあります。人の声が聴きたくなり、仕事から帰宅するとすぐにポッドキャストに手を伸ばします。好きな番組は4、5ほどあります。その中の一つが、「辛坊治郎ズームそこまでいうか」(ニッポン放送ポッドキャスト)です。数年前に、辛坊治郎さんが、太平洋横断中の放送で、「ペットボトル一本のお湯でシャワーを終えることもできる。現代人はエネルギーを贅沢に使っている。」という旨のお話をされていました。
僕には変なところで倹約家風なところがあります。辛坊さんのように太平洋を横断しているわけではないですが、僕もどこまでできるか試してみようと思いこの冬にチャレンジしてみました。結果から述べますと、結構なガス代を節約できていると思います。お湯の力はすごいということも実感しています。お湯の力を借りて倹約生活ができると思っています。
反射式の石油ストーブ
妻の実家から譲り受けた反射式の石油ストーブを使っています。この石油ストーブは、お湯の力を生かすには、必須の道具です。
鍋2つとヤカン1つをストーブにのせて湯をわかす
鍋に水をたっぷりとはります。2つを上手に互い違いに、多少の揺れでは落ちないように(畳にひっくり返したら大変です。)、ストーブにのせます。少しの隙間にヤカン(コーヒー用のちょっと細いタイプのもの)を忍ばせます。これでセット完了。厳冬期は、火力を中にしましたが、原則火力は弱で、この冬を乗り切りました。1〜2時間ほど、ストーブの前に座り、ネットを見たり、本を読んだり、残務整理や書類整理をしたりして過ごすと湯が沸きます。十分な熱湯になっています。夕飯でレトルトを温める際は、途中で小鍋にレトルトを入れて、鍋とチェンジすることもあります。温かいものを食べたい時は、熱湯を使って簡単な調理をすることもありました。
湯たんぽ2つに注ぐ
東北の冬は寒いです。寒くて眠れないこともあります。歳を重ねるほどに、足先が冷えていると眠れなくなりました。布団に入って本を読もうとすると、布団から出ている手や指先が寒くて本を読む気も失せてしまいます。そこで、大活躍するのが湯たんぽです。プラスチック製の硬いタイプの2Lくらいもの1つとシリコン製?の柔らかいタイプ1Lくらいのものを使っています。
お湯が沸いたら、まずその2つにお湯を注ぎ、布団の中に忍ばせます。足先にあたる部分と、背中にあたる部分に置くと体が温まるようです。これで、就寝の準備はOK。
サーモスのステンレス2L保温ポット 古びた1Lくらいの保冷ポット サーモス500mlくらいの真空断熱水筒 が大活躍
残ったお湯は、貴重な熱資源ですので、保温ポッド2つに入れます。特にサーモスのステンレスポッドは、保温性がとても高いです。とても重宝しました。お湯が余った時には、普段水筒として使っている水筒に入れておきます。ヤカンのお湯でインスタントのコーヒーやスープなどをいただくこともあります。食事を洗う際のお湯としても使うので、お湯がどのくらい残るかは、日によって変わります。
空になった鍋とヤカンに再び水をはり、ストーブの上にのせます。翌朝のためです。ここまでできたら、あとはストーブを消して寝ます。本を読む時には傍に、湯たんぽがあり体の向きを変えながら、手を温めながら眠くなるまで本を読みます。
湯たんぽのお湯で、体を洗い、シャワー
目が覚めたら、ストーブを点火します。朝4時半くらいに点火して、また眠りにつく日が多かったです。起床後のルーティンは、次の通りです。お湯の力が発揮される時間帯です。
- 顔を保温ポットのお湯で温めてから、髭を剃ります。
- ソフトタイプの湯たんぽのお湯を使って、シャンプーをします。流さずに…
- その残り湯で、体をボディーソープとボディタオルで洗います。流さずに…
- 洗顔フォームで顔を洗います。流さずに、
- ハードタイプ湯たんぽのお湯を使って、頭から顔から体から一気に流します。
という冬を過ごしました。流石に、築35年の宿舎なので、風呂場も冷え、近年いわれているようなヒートショックの危険も感じたので、セラミックヒーターを購入し、風呂場・着替え場を温めるようにはしました。
それでも余ったお湯は、朝掃除に使用
朝は、掃除や片付けを心がけています。床の拭き掃除の際にも、残り湯はとても助かりました。また、食器用の布巾などをつけ置き消毒をするのにも使いました。
ペットボトル1本とはいきませんでしたが。
辛坊治郎さんは、すごいなぁと、チャレンジをしてみて感じています。シャワーの時間を朝にうつし、風呂は週に1度入るか入らないかの生活にしました。(サウナに週1で通うことにしていたので、意外に平気でした。)それでも、シャワーにかかるお湯の量は保温ポット1Lくらいと湯たんぽ2つ分3Lくらい、合わせて4Lほどです。ペットボトル2本分程度にはなるでしょう。とてもペットボトル1本では難しい。
朝に沸かしたお湯は、再び湯たんぽと保温ポッドへ
出勤前に、お湯は沸きます。沸かしたお湯でコーヒーをいただくこともあります。残ったお湯は保温ポッドに入れておきます。湯たんぽにも入れて、畳んだ布団に忍ばせて出勤しました。帰ってくると布団は、ほんのりと暖かくて、疲れ切った時お湯が沸くのを待たずに横になることも苦でなくなりました。またストーブで沸いたお湯に入れ替える際は、食器洗いなどに湯たんぽの湯を使いました。保温ポットの湯は、鍋に入れるとお湯の沸くのが早くなり、「もう今日はクタクタだ。寝よう。」という疲れ切っている時に、助かります。こんなサイクルで、お湯の力を借りた冬の生活を送りました。
どこまで倹約できるか楽しむこともできました。楽しみながらチャレンジするのが一番かなと思います。
読んでいただきありがとうございます。良い1日になりますように。