愛聴していたソニークリスのアルバム”go man”の一曲目に収められていたこともあって、サマータイムは、好きな曲です。その後、さまざまなジャズミュージシャンが、演奏するサマータイムを聴くことになりました。ビリーホリディやサラ・ヴォーンが歌うサマータイムも良かったなぁという記憶があります。
サマータイムのニュアンス
サマータイムとは、夏時間、日光節約時間のことなのだそうです。昼の時間を有効に使うための工夫のようです。頭ではなんとなくわかったような気がしますが、実感を持てません。サマータイムによってどんな長所があるのか、短所があるのか、体感してみないとわからない質です。海外旅行も海外で暮らした経験もないので、そのニュアンスがつかめないのです。
ニュアンスをつかみたい
曲の雰囲気から考えると、どこか軽さとともに悲哀を感じます。もしかすると、昼の時間は長くなるけれど、どこか人と人との長時間の付き合いに疲れが見え始める…そんな感じでしょうか。サマータイムを導入している国にしばらくの間滞在し、サマータイムのニュアンスをつかめたなら、きっとジャズのサマータイムも異なる聞こえ方がするように思います。
英語のニュアンス
同じようなことが、英語を学習していても起こります。現在は、ネイティブの言い回しやら口語表現やらネイティブの英語に触れられる学習教材がたくさん出ています。僕も関心があり、英語のいろいろな英語の教材を試してきました。その結果、今では、「基本の英語力が身について、海外の方と話せれば大丈夫。」「ちょっと間違っても、伝わればいいじゃん。」と考えてしまうのです。どんな単語を使って、どのよう言ったら、ぴったりとネイティブに伝わるのかは、ニュアンスを掴まないと身に付かないように思うのです。つまり現地の雰囲気の中で、ネイティブの方と英語で対話しながら、その微妙なニュアンスを学んでいくしかないのではないか。ある程度の英語力が身についた人がより深く英語を使えるようになるには、あとはバンバンと英語を使って話し、現地に行くしかないのではないか、と思うのです。
さらに深く学ぶためには…
つまるところ、僕たちがコツコツと学んでいることは「僕は、東京に行った。」と「僕が、東京に行った。」ぐらいの違いなんじゃないかなぁと、ネイティブと話していて思うのです。細かく載ってある教材は意外に多く、「あぁ、もういいや。」って思ってしまいます。何が違うのかつかめない。きっとネイティブは、こちらが日本人であまり英語に長けていないという現状はすぐに見抜き、僕らが話していることを推測して「きっとこういうことを言いたいんだよね。」って聞いてくれると思うのです。(というか、僕が関わってきたネイティブの方は、みんなそうでした。逆の立場で、海外の方が不慣れな日本語を使っていると同じように察してあげる方がほとんどだと思います。)ネイティブの方も、お互いの関係に慣れてくると、正しい表現を教えてくれたりします。それが、僕にとってニュアンスまで届く深い学びになります。
ある程度(僕は個人的に中学英語を音読することで身につく英語力で十分だと考えています。)英語力が身についたら、あとはネイティブと話しながらニュアンスを覚える。海外に行く恵まれた環境があれば、ニュアンスを感じながら身に付ける。
サマータイムを聞いて、ニュアンスについて、ふと考えてみました。考えてみると身の回りには、ぼんやりとしていることだらけです。本を読んだり、学んだりしたことは、やってみたり、行ってみたりしないと深く知ることはできないのですね。
実行力が、大事
今日も読んでいただきありがとうございます。良い1日になりますように。