時代の間で生きてきた

学ぶ

いろいろな人がいる

世の中が変化し、仕事の仕方がだいぶ様変わりしました。

時代の変化 社会の変化

日本が高度経済成長の余韻に浸っていた頃、僕は、社会に出ました。就職活動で内定がもらえずに卒業し、まずアルバイトで世の中に出ました。そこで学んだのは、クセの強い人や我の塊のような人、偏っている人って多いのだなぁということと、そのような人物でも生きていけるのだなぁということでした。(僕も側から見るとその類かもしれませんが。)学生時代に先生方から教わり学んだような真っ当な生き方をしている人はいない職場でした。時給重視で選んだので、そもそもが間違っていたのでしょう。気の合う人達ではなかったので、短期間でやめました。人はなかなか変わるものではありません。

学生時代には、ただただ恐ろしい教師がいたものです。小中高とどの学齢でも、スクールウォーズに出て来るような熱血教師や常に竹刀を持っているような生徒指導の怖い教師がいて、まさに熱く礼儀を叩き込まれたという感じがあります。叩き込まなければ、どうしようもないような生徒ばかりだったというのが現実かもしれませんが…。気ままでクセが強く我の塊のような職場の皆さんは、どんな学生時代を過ごしてきたのだろう、鼻っ柱をおられるような学生時代をくぐって来なかったのだろうかと思ったものです。

そんなバイトでの人間関係をいくつか経験し、運よく現在の職に正規雇用として就くことができました。気ままな人や我が強い人、わがままな人は、老若男女を問わずいましたが、その偏り方のサイズ感がコンパクトで全く気にならず、とても穏やかで真っ当な職場に来たんだなぁと感謝しました。優しい人が多かったです。

当時の先輩のお言葉

仕事に情熱を傾ける方々が多い職場でした。仕事を覚えるまで一生懸命に熱く教えてくれました。厳しい言葉もかけられましたが、当時は、それが当たり前でした。残業で深夜0時を回ることも珍しくありませんでした。新しい仕事を覚えることにやりがいを感じ、僕の仕事が多少なりとも誰かの役に立っていることが実感できていたのでしょう。仲の良い先輩に、「2〜3年は、仕事に集中して、仕事のことだけ考えなさい。」「頼まれた仕事は、必ず”はいっ”と言いなさい。断ってはいけません。」と言われました。それを素直に実行してきました。

謎の呪文

僕の世代は、間に挟まれ、割りを食っているような印象です。好景気と不景気の間、不適切な言動とパワハラが許されていた時代の若手の自分と不適切言動やハラスメントに厳しくなってきた時代のベテランとなった自分の間。教わってきた通りに教えられないのです。自分がされた通りに教えることが許されない。これは、かなりしんどい事です。0から自分で伝え方を考えなければならないのです。教える内容を整理するとともに、その伝え方を開拓しなければならないのです。態度が悪いことを頭ごなしに叱るわけにもいかず、わかるように、わかりやすいように、聞いてもらえるように伝え方を考えなければならないのです…。「いっそガツンといったろかい。」みたいな思いに駆られることもありますが、「アンマネ、アンマネ、アンマネ(アンガーマネジメント)」と謎の呪文を唱えて、気持ちを落ち着かせるのでした。

これからの人生への不安と期待

これから、第2次ベビーブームの僕らはどこへ行くのだろう?病院は足りるのだろうか、介護の職員は足りるのだろうか、何歳まで働かされるのだろう、年金はいくらもらえるのだろう…、老後への不安は尽きません。

けれど時代の変化には、前向きに対応できるような自分でいたいと思います。これもまた修行。

読んでいただきありがとうございます。良い1日になりますように。

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