耐性

健康

暑い…

暑い日が続きます。いかがお過ごしでしょうか。

こうも暑いと、外に出るのが億劫になります。屋外に出たとしても、無意識に日陰を探します。自動車の中は、もうサウナのような状態です。それでも自動車自体は、この暑さの中でも車内も車外も動きます。アスファルトは、火傷するほど熱くなるけれど、タイヤが溶け出すことはありません。暑い道路で走り出すとさらに摩擦で熱くなるだろうに、それでもタイヤが溶け出して、パンクしたなんて聞いたことがありません。日本の自動車を造る技術力には、素晴らしいものがあるなぁと今更ながら感心します。

汗っかき

汗っかきなので、すぐに汗をかきます。滝のような汗が流れます。しょっぱいものが好きなので、普段から水分を多く取りすぎるのでしょう。特段に汗をかく。汗をかいた後にシャワーを浴びればさっぱりとして気持ちが良いので、汗をかくことは嫌いではありません。けれど、中途半端に汗をかくと、不快感しか残らず気分がよろしくありません。さらに、青春の汗は肯定的に捉えられますが、それ以外の汗は不潔で汚くて臭いイメージを伴います。

汗をかくと気持ちが良い

3〜4時間の草刈りをしなければならないなんていうときは、汗をかいても大丈夫な準備をします。タオルを首に巻き、汗をかいてもいいように、そして汚れてもいいように夏用のつなぎを着て、帽子をかぶる。着替えを準備する。飲み物も忘れずに水筒に氷を入れて、できる限り冷やして持っていきます。予想通り汗でつなぎの色が変わるほど、インナーの肌着までびっしょりと汗をかくことになりますが、やりきった達成感があります。草刈りの最中に人前には出ないので、迷惑はかけないでしょう。
週末のランニングでは、半袖Tシャツと短パン、最近は膝の違和感が気になるので、コンプレッションウエアに身を包み走り出します。汗をかいても気にしない格好です。時間帯も人々が活動しだす前の早朝です。滝のような汗をかいていても、半袖Tシャツがびしょびしょになっていても平気です。僕自身も平気だし、誰からも責められることもありません。人目を気にせず汗をかきまくれるのです。15分〜20分ほど走ると、汗が出始めます。顔、首、腹、背中、腕、髪の毛から汗がポタポタ身体中をつたい、振っている腕から汗が地面に落ちていくのがわかります。冬の屋根に連なるつららのように、腕にいくつもの汗の雫ができます。時折それは、足にポタリと落ちるのでした。走り終えてTシャツを脱ぐと汗を含みかなり重くなっています。それほどに汗をかくとさっぱりするものです。サウナとはまた別の、体の内側を燃やして汗を出しているような気持ちになります。

汗をかくことの効能

振り返ると僕は小さい頃から汗っかきでした。汗をかいては、水を飲み、たくさん食べ、味の濃いものを好んで食べ、水をたくさん飲む。そしてまた汗をかく。その繰り返しを遊びながらそうして生活してきました。

汗をかくということには、体温の調節機能もあるそうです。ここ数年の夏の暑さは、僕が子供の頃の夏の暑さとはまた違うので一概には言えませんが、今の子どもたちは汗をかく機会が減ったのではないかなぁと思います。僕は、今では無意識に冷房の効いた部屋を求めてしまいます。屋外に出るのは、気合を入れて、汗をかいてもいいように万全の対策を取った後です。子どもの頃は、クーラーなどない環境で育ちました。暑い時には「暑い。暑い。」と言いながら、扇風機をかけて、うちわで仰ぎ、夜は窓を全開にして涼をとって過ごしました。すると蚊に刺されて、今度はそこが痒くて痒くて眠れない、朝まで足や腕をボリボリと掻きながら、「痒い、痒い。」と言いながら掻き疲れて眠ったことも多かったです。

もしかすると小さい頃にそのような汗をかく経験や虫に刺される経験はするべきではないか、そうやって耐性をつけるべきではないのか、人が時代の変化に合わせて、地球の環境で生きていくために必要なことではないのか、快適さを追い求めるだけの生活では人間は弱くなるのではないか、そんなことを考えます。子供達は、適切に体温調節機能を身につけているだろうか?この暑さを生き延びる耐性を身につけているだろうか?逆に弱くしてしまっているのではないか?

子どもの頃に様々な体験をして耐性をつけ、自然環境に自分の体を合わせて生きられるようにならないと、大人になった時に苦しいのではないか、なんて考えてしまいました。(それでもここ数年の暑さに、耐えられる人は、なかなかいないと思いますが。)

読んでいただきありがとうございます。良い1日になりますように。

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